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野口さとこ写真展
「チャーリーの鼻歌」
このたび、指月ギャラリーにて、写真家・野口さとこの写真展「チャーリーの鼻歌」を開催する事になりました。
7年前、野口さとこさんの写真集「Who is Charlie ?」のチャーリーの世界に惹かれて以来の大ファン♡です。
3年前にオープンした指月ギャラリーでいつの日かチャーリー展を開催してもらうのが夢でした。
2023年9月吉日、
チャーリーをお迎えできる事を大変嬉しく思います。
時にはカッコ良く
時には可愛い。。。
チャーリーにぜひ会いにいらしてください。
織姫優/指月ギャラリー
「チャーリーの鼻歌」に寄せて
今年は、チャーリーがモデルとして活動し始めてから12年目。
よくも飽きずに撮り続けたものです。
わたしがまだ中学生だったある日、お酒の賞品として野口家に届けられ、そのまま野口家に居ついてしまったチャーリー。
そこから20年ほどほったらかしにされていたチャーリーでしたが、東日本大震災の後、突然魂を得たように感じます。もしくは、それまで眠っていた魂が目を覚ましたのか……。
その後わたしは、自分でも訳がわからないうちにチャーリーに動かされ(たとしか思えない)、祖母の登志子まで衣装担当として動員され、チャーリーをモデルに気の向くまま出かけては写真を撮影してきました。
そして、今年は祖母の登志子が今生での生涯を閉じました。チャーリーの写真シリーズは、祖母が作る衣装なくして成り立たないものでした。祖母への感謝を込めて、そして祖母の死を機に二代目衣装担当として衣装を作り始めた母和江への期待を込めて、写真展を開催いたします。
また、これまでチャーリーと出会ってくださった皆さま、ご支援や作品を提供してくださった皆さま、ありがとうございます。
昨年野口家にやってきた、陶芸家の向坂典子さん作のコチャーリーとの新たな展開も。
それにしても、人形って不思議ですね。
生命は宿っていないのに気配や気持ち、心を持っているとしか思えない時があります。
わたしには時々、チャーリーの鼻歌が聴こえます。写真を通して、それが皆さんにも伝わったらいいな、と思います。
そしてあなたのお家にいる、しばらくほったらかしにしていた人形やぬいぐるみに、耳を傾けてみて下さい。きっとあなたを癒し、楽しませてくれるでしょう。
野口さとこ
日程:2023年9月1日(金)− 9月15日(金)
時間:9月1日−3日 11:00−18:00
9月4日−15日アポイントメント制
会場:指月ギャラリー
〒064-0801 北海道札幌市中央区南1条西21丁目2-12
TEL 011-643-2345
入場料:無料
主催:指月ギャラリー/ Awai photographie
野口さとこ プロフィール
北海道小樽市生まれ。石仏や人形など命の無いものに宿る"何か"を写すこと、日本特有の土俗や風習のミステリーを写すことをコンセプトに制作を続けている。 近年、ライフワークである「地蔵が見た夢」の発表と出版を機にアートフォトとして注目され、ART KYOTO 2012やTOKYO PHOTO2012などアートフェアでも公開される。主な展覧会に、「Who is Charlie?」 gallery rondkreanto(2016)「Jizo dreams」新風館フォトグラフィ2013(KYOTOGRAPHIE KG+)、禅フォトギャラリーによる写真家井上青龍氏との企画展mujikoboでのグループ展など多数の展覧会に出品。1999年《フジフォトサロン新人賞》部門賞受賞。2012年《紙技百藝2012》馬場伸彦(写真評論)審査員特別賞受賞。「キラク写真講座」を主宰する。京都芸術大学非常勤講師。
http://www.satokonoguchi.com
チャーリーにまつわる過去の展示:
2016年『Who is Charlie ?』(ロンドクレアント/京都)
2017年『Charlie in OTARU』(おたる宏楽園/小樽)
2018年『日本酒をたのしむ会 + チャーリー写真展』(まつは/京都)
2018年『チャーリーと仲間たち』 (アミューズミュージアム/東京)
指月ギャラリーの近く、MaShu(マシュー) 神宮の杜にて、野口さとこ写真展『「化粧地蔵の世界」へのプロローグ』同時開催。ぜひこちらもお立ち寄りください。
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